歴史と由来

history  

 現在、長野県の木曽郡木祖村藪原で生産されるお六櫛は、毎日の髪のお手入れに愛用いただいています。

 

その起源には諸説ありますがとある伝説から始まったとされています。

お六櫛伝説

 

 妻籠の旅籠の娘「お六」は日頃頭痛に悩まされており、この頭痛がどうにか治るようにと御嶽大明神に最後の願いをかけたところ、「ミネバリの木で櫛を作って髪を梳くように」とお告げを受けました。お告げの通り櫛を作って試してみると、嘘のように頭痛が治ったのです。

 そこで、同じような悩みを持つ人のためとこれを売り出したところ、街道の旅人に好評を博し、いつしか「木曽のお六櫛」としてその名が広まっていったそうです。

資料提供 木祖村お六櫛組合

原材料・ミネバリ

 material

 お六櫛の材料として使われるミネバリの木は、学名で斧折樺(オノオレカンバ)といい、その名の通りとても堅く粘りがあり、比重が重いため水に沈むほどで、緻密な材のため櫛に最適です。

 本州中部から東北の太平洋側に分布し、木曽地方には現在見られませんが、長野県内では伊那、佐久地域で自生が確認されています。